新宿本店 コンシェルジュブログ

一緒の文字

2010年10月29日 11:00

 

お二人のリングの内側に入れる文字。

フィッティングという制作途中のリングを見る機会に、

お二人がじっくり考え悩むことの多い、こだわりが詰まった言葉。

 

よく目にするのが、お二人のお式の年月日、

ご入籍日、お互いのお名前を入れたものがあります。

 

また暗号のように、お二人でしか分からない内容のもの。

お互いに向けてのメッセージ、共通のご趣味から生じたマーク。

そしてご両家の家紋など様々なものが輪の内側に彫られています。

 

普段はリングをつける事で見ることのできない文字たち。

だからこそ、簡単には説明できない、深い思いが宿っているのでしょう。

一見よくあるように見える文字でも、

誰かと同じような並びでも、それぞれの思いが輪の内側を彩ります。

 

その、見慣れているマークに少し興味を持って調べてみました。

「&」

よくアンドマークとも呼ばれるこの記号、正式な名前は「アンパサンド」というそうです。

この名前の意味は

and per se and = この記号はそれ自体andの意味を持つ。

 

この見慣れた「アンパサンド」の原型は、紀元前60年頃にすでに

歴史上に登場していたと言われており、西洋の習字といわれるカリグラフィーの

発達などの影響を受け、姿形を変えながら今の「&」の形に落ち着いたそうです。

 

2000年もの間に人々によって磨かれてきた文字の結晶

 

お二人の名前を2000年の時が繋ぐ。

「&」は長い時がお二人を繋ぐ、運命の代名詞と言ってもいかも知れません。

 

「アンパサンド」

お二人のリングの内側にもどうでしょう?

 

表参道本店 山内

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