頬を撫でる風に、温もりを感じる季節となりました。
少し前までは、風が吹くと少し身構えてしまうような
小さな寒さが見られましたが、冬も春に季節を任せたようで、
今となっては冬の寒さが少し名残惜しい気もします。
風はまた、芽吹きの匂いを運んできてくれます。
元気が湧きでるような、それでいて優しい匂いの風。
その風に包まれて、今日もまた、小さな花が元気に咲こうとしていました。
ぷっくりふくらんだ蕾が、風に揺れて気持ちよさそうでした。
思わずその表情を撮ってみました。
実はこの花をつけた木は、以前、
元気がなくなってしまったことがあり、少々心配をしていました。
ですが、日を追うごとに
鮮やかな芽がひょこりと顔を出し
ふとした時に大きな葉をつけ
ある朝見ると、幹も心持ちどっしりしていました。
そして今は綺麗な蕾を付けて 花を咲かせようとしている...
あらためて木目の模様を眺めてみると、
その美しさを、木そのものを通して教えられた気分でした。
暖かい風に包まれて木目を眺めると、
もしかしたら、新しい一年のはじまりが見えるかもしれません。
さあ、季節は春です!
表参道本店 山内
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