完成したお二人の指輪をお渡しするその瞬間は、
お客様との思い出がぎゅっと凝縮された濃厚な時間でもあります。
そして何より、指輪のその姿は、お二人には大切な想いの結晶とも言えるでしょう。
お二人でたくさん語らいながら指輪のデザインを決めていく方たちもいれば、
息の合ったテンポですらすらと決めていく方たちもいます。
そんな中、ふと思い出されるお二人のお話、
主役は キャメロン ジョイス様 山﨑 里乃様をご紹介いたします。
お打ち合わせをする際、
例えば旦那様、奥様各々でリングのデザインを変える方もいらっしゃいます。
お二人のお気に入りの指輪をお互い尊重してお作りになる方たち、
そして一つのデザインをお二人で創り出す方たち。キャメロン様と山﨑様は後者でした。
お二人は当初、別々の形やお色味のリングが気に入っておられたようで、
その少しのハードルが、そこからお二人の思いやりが湧き出て、
デザインとしてリングに降り積もってゆく合図だったようにも思います。
一つ一つ出てくる疑問や道筋に、丁寧に丁寧にお相手様に確認し、
また山崎様はキャメロン様への通訳も兼ねてくださりました。
そしてなにより、お相手様を見ている時のお二人の眼は、
無言でもたくさんの言葉を投げかけ、また受け止めているようでした。
七色の優しい、丸い木目の模様
ピンクゴールドにお二人のお名前と、記念の蒼き光…
故あって私は、お二人の指輪をお渡しする時、その笑顔を見ることができませんでしたが、
喜んで頂けたというお話を聞きました。
沢山のことを教えられるのは、コンシェルジュであると気付かされる瞬間が
たくさん詰まった時間と、それが込められたデザインのリング。
立ち会えたこと、お二人に出会えたことをうれしく思います。
この場を借りて、ありがとうございました。
少し幸せなお話
表参道本店 山内
*誠に勝手ながら、杢目金屋表参道本店は、
2008年12月29日(月)~2009年1月4日(日)まで年末年始のお休みを頂いております。
大変ご不便をお掛け致しますが、ご予約・ご来店の際には、
1月5日(月)以降のお日にちでお越し下さいます様、なにとぞよろしくお願いします。
なお、1月5日以降は、通常通り営業しておりますので、
ご予約の際には、お気軽にご連絡下さいませ。
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