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2009年5月
空からの一滴(ひとしずく) [2009年5月29日 11:00 by 杢目金屋]
職人の力の源 [2009年5月22日 11:00 by 杢目金屋]
二人の指輪物語~The Lord of the Rings「リング完成・お渡し編」 [2009年5月15日 11:00 by 杢目金屋]
世界にひとつ [2009年5月 8日 11:00 by 杢目金屋]
粋な寄金細工のリング [2009年5月 1日 11:00 by 杢目金屋]

5月ももう終わろうとしていますね。
6月は梅雨の季節。
雨降りは憂鬱だなと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
雨には、どことなく心を落ち着かせる不思議な作用があるような気もいたします。
雨音を聞いていると、ちょっと気持ちが静まってくる…、
そんな感覚ってありませんか?

日本人の情緒深い感性にも響く、雨の季節。
そんな雨にちなんだ美しい言葉が、日本語にはたくさんございます。
雨だれ、五月雨(さみだれ)、雨模様、時雨(しぐれ)、通り雨、春雨、氷雨などなど…。

「梅雨」というのも梅の雨と書く、とても美しい言葉ですよね。
その語源は諸説あるようですが、
「梅の実が熟す頃の長雨」という説が有力と言われています。
中国語では「メイユー」と読むそうですが、
日本で「つゆ」と呼ばれるようになった由来は、「露(つゆ)」からと考えられていたり、
まだまだ梅雨の語源は諸説が多く、謎の部分も多いそうです。

さて、なぜ今日はこんなお話をしているかといいますと…。

杢目金屋でお作りしている木目金のリングの中に、
ダイヤモンドが一粒入っているリングを見た時、
そして、それが自然の陽の光を受けて、きらりと輝いた時、
ちょうど、雨上がりの木の地肌に伝うしずくがキラッと輝いたように感じたのです。

木目金のリングは、リングの中に自然な木目模様が現れる美しいリングです。

自然の情緒や、豊かさを感じて頂ける数少ないリングだと思うのですが、
そのリングの表面に陽の光が反射した時に見えるお色の美しさは、
是非ぜひ間近でご覧頂き、そして感じて頂きたいものでございます。

そんなリングきらりと光る一滴(ひとしずく)。
毎日ご覧になり、お指につけて頂くマリッジリングに、輝きがひとつ。

雨とは本来、生命をはぐくみ、地上に恵みをもたらすもの。
リングの中にも空からの恵みをひとつ。

そんなリングを眺めているだけで、ちょっと憂鬱な雨降りでも、
思わず微笑んでしまうような、
少し心晴れやかな、清々しい気分で過ごしていただけるのでは…。

お二人の人生の中でずっと身近にあるマリッジリングの中に、
お二人の時間の流れを、そして自然の移ろいも垣間見る事が出来る木目金のリング。

木目金という、自然の風情を魅せるリングだからこそ、
美しい輝きを放つダイヤモンドでさらなる演出をしてみてはいかがでしょうか?

大阪店 細山



木目金の職人が心をこめて、お二人のために大切にお作りする
杢目金屋のマリッジリング。
職人は火や金属と対話をしながら、
日々一生懸命真心を込めてお作りしています。

それもこれも、木目金リングをお着け頂くお二人のお幸せを願うから。
お客様の笑顔が、何よりもの励みになるのです。

本日ご紹介させていただく采女様ご夫妻のリングは、
94日という日々を経て誕生いたしました。

完成したリングをご覧頂いたときには、
こんな素敵な
メッセージまで
頂きました。

正に、”職人
冥利に尽きる”
というものです。

お客様より頂き
ましたお言葉は、
メッセージカード
をそのまま職人
送っております。
職人の活力の
源です♪

そして、梅の薫りに春を感じる頃、お二人のご結婚式がございました・・・。


言葉が要らないくらい、お二人のお幸せが伝わってまいります。
お幸せなご夫妻の笑顔が、職人への何よりのご褒美です。

今日も職人は、お二人の笑顔を思い浮かべながら、頑張っております。

采女様、この度はご結婚誠におめでとうございました。
これからも仲睦まく、素敵なご夫妻でいらっしゃってくださいませ。
これからも、よろしくお願い申し上げます。

大阪店 柏木

2008年11月28日に第1弾「打合せ編」をご紹介させて頂き、
2009年3月20日に第2弾「フィッティング編」をご紹介させて頂いた、
田中様ご夫妻のリング。
楽しみにお待ちいただいていた方もいらっしゃったかもしれませんが、
本日、遂に「リング完成・お渡し編」をご紹介させて頂きます!


じゃ~~ん☆(という効果音が聞こえてきそうですが…。)
お二人の完成いたしましたリングがこちらでございます!

お二人のリングは、ホワイトゴールド・ピンクゴールド・シルバーという
3色でお作りした木目金のリング。
3色のお色にすることで、樹木本来のナチュラルな、
そして温かみのあるお色味を感じて頂けるリングになりました。

ご主人様のリングは、つや消しの仕上げをすることにより、
朝靄の中にたたずむ木々の地肌のようなしっとりとした趣があり、
奥様のリングは、つやを出す仕上げをすることにより、
あたかも木々の表面に太陽の光が反射してきらきらときらめいているような…。

金属という無機質な響きのものが、折り重なり混ざり合うことで
自然の風情を感じさせてくれる木目金のリングとなる。
お二人のリングは、そんな木目金の美しさを存分に感じさせてくれるリングとなりました。

お二人に何度となくお会いさせて頂く中で、
ようやく完成し、お渡しさせていただけた時には、
本当に嬉しい思いでいっぱいでございました!
(そしてこのブログも遂に完結編に辿りつくことができ、感無量!です。)



P.S.番外編 
二人の指輪物語~The Lord of the Rings「挙式編」

お二人のお式は2009年2月28日☆
「打合せ編」でも書かせて頂きました通り、
お付き合いをされて今年で10年目。そして10年目にご結婚!

11年目を迎えられる時にリングはどの様な表情を見せてくれるでしょうか。
今から想像すると、ちょっとわくわくいたしますね。

そして・・・
お送りいただいたお写真を拝見いたしますと、
今までのお二人の笑顔の中で、
やはり一番最高の笑顔でございますね!
本当に幸せそうなお二人のお姿に、
思わずスタッフ一同
「うらやましい~!」との声を
あげてしまいました☆

ご結婚、本当におめでとうございます!
どうぞ末永くお幸せに…。

そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

大阪店 細山

■お二人の第1弾お打合せ編はこちらから ↓ ↓
二人の指輪物語~The Lord of the Rings「打合せ編」
■お二人の第2弾フィッティング編はこちらから ↓ ↓
二人の指輪物語~The Lord of the Rings「フィッティング編」


どんなリングがお好みですか?
繊細なもの、爽やかな感じのするもの、温かみのあるもの、可愛らしいもの、かっこいいもの。
杢目金屋のリングは、フルオーダーのリングでございますので、
お幅や金属のお色の組み合わせ、デザインなどをおふたりにお選び頂いております。
おふたりがお選びになる ひとつひとつが、段々とリングに表情を持たせ、
やがて様々な雰囲気を持った、おふたりだけのリングを形作ってまいります。

今回、ご紹介させて頂くおふたりは、三浦 貴司様 静香様 ご夫妻でございます。
おふたりで杢目金屋をお目に留めて下さり、「木目金のリングがいい!」と
一目惚れして下さったとのこと。お車を飛ばして2時間かけてお越し頂きました。

おふたりのリングは、「高橋派玉杢模様」と呼ばれる模様の、
とても趣のある美しいリングでございます。


「杢」というのは木目の紋様の中でも特に装飾性の高い木目に使われる総称です。
また、「玉杢」というものは、まさに玉のように渦巻いた波様が、木目の中で立体的に
浮き上がって見え、杢目の中でも美しく希少性の高いとされている紋様です。
その様子を金属で表現した、木目金の玉杢模様。
木の節のような、年月を重ねた年輪のような、また水の波紋が幾重にも広がったような、
独特の味わい深い模様をしております。

 貴司様のリング(写真左)は、お幅が6ミリあり、「いぶし」という仕上げを施した渋みのある、
かっこいいリングでございます。
(使用しております金属のお色の種類は、おふたりとも同じものですが、いぶしを施すことで、
お色がどっしりと落ち着いたものになってまいります。)
 静香様のリング(写真右)は、貴司様より細身にされ、リングの形状を波型にすることで
柔らかさ、フチを付けることで華やかさのあるリングとなりました。

当初、お打ち合わせの中で、木目の板のお幅や形状がおふたりで異なることを、
静香様が気にされ「なんだかふたりで全然違う感じになってきましたか?」と
おっしゃっておられましたが、金属の種類と模様をお揃いにされることで、
お好みを活かしながら、統一感もばっちりな、おふたりならでは のリングに仕上がりました☆

 こちらが、おふたりに頂いたお言葉です。

マリッジリングは、一生物特別なリングでございます。
一生お付けになるからこそ、それぞれのお指やお好みに合わせて、お幅や形状、
時にはお色を変えられるのも良いですね。
その中で、何かおふたりのリングに共通点関連性を持たせることで、
「おふたりだけのリング」といった感じや「お揃い感」
ぐっと増してくるように思います。

また、貴司様と静香様は、お渡しさせて頂いたリングを当日そのまま着けて帰られました。
お見送りさせて頂いていると、おふたりは歩きながら、仕上がったばかりのリングが
嵌められた手を陽にかざしてご覧になり、笑顔でお話されていました。
その様子を拝見し、私もとても温かく、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

       
おふたりに杢目金屋のリングにお目を留めて頂いた理由を伺うと、
「普通のリングとは違うなぁと思った。
デザインが変わっていて、世界にひとつという所に惹かれた。」とおっしゃって頂きました。

私どもでは、「世界に一組」と銘打っておりますが、たくさんのお客様のリングをお渡しさせて頂いておりますと、ひとつひとつ個性的で、それぞれが違った表情を持っているなぁ、本当に言葉通り「世界に一組」だなぁと、日々実感いたします。

おふたりにとってしっくりくるリング、これから何十年と共に歩まれる中で、その歩みを
見守る、お二人にとって「世界にひとつ」のリングを、ぜひお選び下さいませ。
そのお手伝いをさせて頂ければ嬉しく思います。


三浦様、この度はご遠方より何度もお足を運んで頂き、
本当にありがとうございました。
すでに 幸せに満ち溢れていらっしゃるおふたりではございますが、
これからも、末永いお幸せを 心より お祈りいたしておりますね!


大阪店  湊

今日から5月ですね!季節の移ろいは早いもので、
やさしい桜の花の季節から、みずみずしい新緑の季節へと移り変わり、
空も一段と青さを増してきました。
まさに絶好のお出かけ日和が続いております今日この頃です。

今回ご紹介させて頂く阿江様ご夫妻は、こんな季節にふさわしい、
とってもさわやかで素敵なご夫妻でございます。
お二人と初めてお会いしたのは、昨年の11月。お渡しさせて頂いたのは今年の2月。
どちらもまだ寒さが全開の季節でございました。
そして、そして、お二人の挙式は、ホワイトデーの3月14日☆

お二人がお作り下さったリングは、「寄金細工」というリング。
「寄金細工??」「聞きなれない名前だな~」と、
お思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、
ここで、少し「寄金細工」についてご説明させていただきます。


「寄金細工」とは、長年の木目金の研究によって編み出された技術を最大限駆使し、
日本の幾何学的な伝統文様を色の異なる金属を組み合わせることによって表現した、
金属工芸の総称でございます。

木工品としては、江戸時代末期に考案された「箱根寄木細工」が有名ですが、
金属工芸としても、江戸時代当時の煙管(きせる)や緒締(おじめ)などに見ることができる、
日本の伝統的な金属工芸の一種なのです。


お二人のリングは、日本の文様の美しさを極めた「市松模様」を表現したリングです。
「市松模様」は江戸時代の歌舞伎役者・佐野川市松から由来していると言われています。
現代でも様々な意匠にも使われ、着物の柄や小物などでも
お目にして頂くことがあると思うのですが、
これがリングになると、とってもかわいいんです!
ちょっとPOPで、ちょっとモダンで、そしてちょっとな風情の漂うリングです。

ふたつの対照的なお色が、交互に交差する様は、
お二人の人生が互いに交差しあってひとつの人生になっていくような
お二人の個性が織り込まれて模様となっていくような、
まさに「1+1=2」というようなリング。

お二人のお指にもぴったりでいらっしゃって、
和装でも洋装でも、カジュアルでもフォーマルでも、
どんなシーンにもお似合いになるだろうな~と想像させてくれました。

そして、お二人からもとても温かく嬉しいお言葉を頂きました。

ご主人様 : 想像していたよりもきれいで素敵なリングの出来栄えに、こちらで作成を依頼してよかったなあと思いました。ありがとうございました。

奥様 : フィッティングの時に見せて頂いただけで、見たことのないかわいい出来にウキウキ心が弾んだのですが、出来上がったのを見せて頂いて
本当にこちらにお願いしてよかったと思いました。まさにオリジナル!
みんなに早くお披露目したい!結婚式の指輪交換が待ち遠しいです。
本当にありがとうございました。


こちらこそ、本当にありがとうございました。
そして、ご結婚本当におめでとうございます。
リングは今、お二人のお指にどのように輝いておりますでしょうか?
お二人の末永いお幸せを心よりお祈りいたしております…☆☆

大阪店 細山