■障がい者雇用
伝統技術・木目金を通して「ものづくり」の魅力・やりがいを感じてもらう事により、障害のある方の自立と社会参加を支援しています。本社・制作部の社員【90人】が厚生労働省が実施している「精神・発達障害者しごとサポーター」の研修を受ける等職場環境を整え、障害の有無に関係なく活躍できる職場づくりを目指しています。これらの取り組みが評価され【2019年障害者雇用エクセレントカンパニー賞(東京都知事賞)】を受賞しています。
杢目金屋はものづくりを通して幸せな社会をつくるためにこれまでも取り組んできました。これらの企業活動をSDGsの指針に照らし合わせ、社会的責任としてさらに積極的に取り組むことで、誰もが安心して暮らせる持続可能な社会の実現を目指します。
SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴールが設定されています。
伝統技術・木目金を通して「ものづくり」の魅力・やりがいを感じてもらう事により、障害のある方の自立と社会参加を支援しています。本社・制作部の社員【90人】が厚生労働省が実施している「精神・発達障害者しごとサポーター」の研修を受ける等職場環境を整え、障害の有無に関係なく活躍できる職場づくりを目指しています。これらの取り組みが評価され【2019年障害者雇用エクセレントカンパニー賞(東京都知事賞)】を受賞しています。
結婚、出産などによりライフステージが変っても働き続けられる環境を整えています。産休育休制度を始め、家族手当等の支給など福利厚生により最大限サポートしています。
若手社員も活躍できるようスキルアップ支援制度を設け、自由に発言できる改善提案制度や全体集会の実施により社員の満足度向上に努めています。
百貨店などの商業施設を除いて、路面の小売店舗の営業時間を20時から19時までにするなど時短にも取り組んでいます。
伝統技術を作業の工程ごとに分業化し、また制作部の全ての社員の席にモニターを設置、熟練職人の技をいつでも確認できるように可視化することで、「若者」「女性」や「障害」のある社員も担当する業務の習得がしやすい、即戦力として活躍できる職場環境を整備しています。
日本で唯一伝統技術「木目金」に関する研究機関「NPO日本杢目金研究所」を設立し、木目金の研究・文化財の保存等をおこなっています。研究の成果を元に、伝統技術を現代に応用、分業化することで若者や障害のある方も従事できるようになり、伝統技術の産業化を実現しています。
さらには伝統技術の特性を活かしつつ、お客さまが指輪の制作工程の最後に、分かち合いという形で参加できるイノベイティブな商品、結婚指輪「つながるカタチ」を創出しています。
書籍『木目金の教科書・新装版』を刊行し、伝統技術の普及にも努めています。「木目金」の歴史・文化・作品・技法など木目金のことを体系的に紐解いた教科書的な書籍です。「木目金」や「伝統技術」に興味がある方はもちろん、金属工芸という世界に初めて触れる方にも楽しんでいただける一冊です。
伝統技術を産業化するために、品質マネージメントシステムに関する「国際基準」ISO9001を2010年に取得しこの基準に基づき結婚指輪を制作しています。
日本だけではなく、米国、欧州、中国などで知的財産を多数取得し、日本だけでななく世界でも販売できる基盤づくりをおこなっています。
「伝統工芸を産業化し、現代的なブランディングにより、若い世代に訴えかけ、広く支持を得ている点では、伝統と革新のロールモデルとなりうると思われる。学術的な探求、ものづくりの現場、小売の現場でのエモーショナルなおもてなしが、良い循環を生んでいる。」という点が評価されています。
経済産業省による、サービス産業の活性化と生産性の向上を目的として、サービス品質を「見える化」することによってサービス事業者の活性化を促進する仕組みです。
紫認証取得のためには、 定められた規格30項目のうち、「既に実施している取組」が24項目以上該当する必要があります。 取り組んでいるだけではなく、 取り組みの成熟度についても認定機関が審査を行い、 サービス提供に必要な設備・マニュアルなどによる仕組みづくりといった非属人的サービスの有無だけでなく、 人材育成などの属人的サービスの品質向上への取組を行っていること、 その取り組みに継続性があり、 その事業所の文化にまで昇華しているかを確認します。2019年も規格認証を更新しております。
結婚指輪「つながるカタチ」は、日本で初めて「グッドデザイン賞(日本)」を結婚指輪(マリッジリング)として受賞。
世界3大デザイン賞である「reddotデザイン賞(ドイツ)」、「iFデザイン賞(ドイツ)」に受賞し、「IDEAデザイン賞(アメリカ)」ファイナリストに選定されました。また、「賞の中の賞」とも呼ばれる「German Design Award 2020(ドイツ)」も受賞しております。
宝飾業界で初めて2008年【100%グリーン電力化】を実現しました。直営各店舗と制作工房を含めた事業所にて使用しているすべての電力量(487.08kWh※)をグリーン電力でまかなっています。現在も引き続きバイオマス(年間60万kWh)を契約。お客さまの結婚指輪は、環境に優しい100%グリーンエネルギーで制作しています。
直営店舗全店と工房を含む全社で使用したインクカートリッジを捨てずに収集しています。使用済みのインクカートリッジは、1個につきベルマーク5点分に相当、教育支援活動の一貫として教育機関等への寄贈を行っています。
実績:2009年から【25,581個】のインクカートリッジが【127,905円相当】のベルマークとして交換され、小学校の備品の購入等に有効活用されました。
「NPO法人エコキャップ推進協会」の活動に参加しています。
「NPO法人エコキャップ推進協会」の活動 とは…
エコキャップ運動の目的は、リサイクルの促進、CO2の削減、売却益で発展途上国の医療支援の発足時は3つの目的でしたが、リサイクルの過程で雇用創出ができることがわかり、現在はこの3つの目的に加えて、障がい者・高齢者雇用促進などの4つの目的になりました。
キャップ1kgをゴミとして焼却しないことで地球の温暖化の原因となる二酸化炭素が約3kg以上削減されます。これまでの活動で、【43,793個】のキャップを送りました。ワクチンが【50人分】、CO2は【331.38Kg】削減になりました。
全社で「使用済み切手」を回収し、公益社団法人日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)へ寄付をおこなっています。「使用済み切手」はJOCSを通じて換金され、アジア・アフリカの地域の発展途上国へ医療従事者を派遣するための資金に使用されています。
杢目金屋では江戸時代に生み出された伝統技術「木目金」の研究を重ね、
結婚指輪のご制作を通して、現代でも生きる技術として発展させております。
このように、他にも数ある素晴らしい日本の伝統技術・文化を大切に伝えたいとの想いから、
ご結婚指輪をお納めする際には京友禅と真田紐を使用した特製の桐箱を用いております。
また、店舗におきましては、各地方毎に特色のある和箪笥を什器として実際に使用し、
精巧な装飾技術により作られた社寺の部材等美術骨董品を展示することで、
広く皆様にも日本文化に触れていただければと考えております。