結婚指輪を探し始めたお二人にとって、マリッジリングといえば･･･やはりプラチナのリングを
思い浮かべる方も多いのではないでしょうか？

ご来店頂いたお客様に「木目金は数種類の貴金属を重ね合わせて木目の模様を出しています」とご説明すると、やはり特殊な技法ですから「強度」や「お手入れ」についてのご質問を
される方が多くいらっしゃいます。
マリッジリングは一生身に着ける大事なもの･･･。やはり慎重になります。
そこで本日は、よくお問い合わせ頂く、この2つの疑問にお答えしたいと思います。

【シルバーは変色する？】
当工房のリングは、カラーゴールドの色を引き立てきれいな模様を出すために、シルバーを
使用することがあります。
シルバーで一番心配になることは変色だと思います。

シルバーは空気中や温泉に含まれる硫黄成分に反応して表面に膜が張り、
変色したように見えることがあります。
やはりリングを着けたまま温泉に入ることは避けて頂くことをお勧めいたします。
そういった特別な場面以外でしたら、日常的に身に付けて頂くマリッジリングですので、
手を洗った時などに表面に張った膜も一緒に落ちてしまいますから、
通常のご使用の範囲であれば、ご心配はいりません。
また、当工房は生涯無料で何度でもクリーニング（磨き直し）を承っておりますので、
是非ご利用いただきたいと思っております。

そして、もう一つの疑問。
木目金は色々な貴金属を組み合わせますので、プラチナのみで作られたリングとの
強度の差をお聞きになる方も多くいらっしゃいます。

【木目金の強度は？】
まず、プラチナは色は変わらないという点での不変性がありますが、
耐久性につきましては、実はプラチナよりゴールドのほうが硬い金属です。
プラチナは対摩擦性には優れていますが、硬さはグリーンゴールドと
同じぐらいの硬さです。 これより硬いのがイエローゴールド、
一番硬いのがピンクゴールドとお考えください。

杢目金屋の結婚指輪は様々な研究の成果によって18金やピンクゴールドなど
硬度が高い反面、積層に不向きな素材を高い技術力により木目金として使用することを可能にしました。
銀に関しても耐久性を考慮し純銀ではなくSV925を使用しております。
そして木目金は金属の種類というより指輪の厚みが関係してきます。
杢目金屋の結婚指輪は、耐久性のことを考慮した厚みでお作りしています。

一生の宝物を探しにいらっしゃるお二人に安心して身につけて頂けるリングを
お作りしたいと職人も私たちコンシェルジュも考えております。
日頃伺うお客様からの疑問にお応えできるよう、勉強を重ねなければ・・・と日々思っております。

横浜元町店　コンシェルジュ一同